どこ吹く風も
昨日の強風は春一番だった。かなり強めなご挨拶。たまたま土手を自転車で走っており、帽子を飛ばされないよう抑えながら眺めた景色は盛大に土煙が上がっていた。煙といえば野焼き。土埃。昨日はとある場所で屋外サウナを楽しむ煙が上がっていた。人々の生きとし生けるものの営みから立ち上る煙。狼煙ではない。今。巻き戻すことの出来ぬ時間の経過を街や都市から上る招かれざる煙が失われた人々の営みを悲しく告げている。いくら心を寄せても暴走する恐怖心の塊の祟り神のような暴走を止めることはできない。権力をもったテロリストをどうしたら抑えられるのだろう。男性、と限るのは良くないが、昔から戦いをしたがるのは男性だった。日本だって領地拡大のため、なんのための正義かわからない何かを掲げた男性が、敵地を焼き討ちにして営みを奪ってきた。一族を根絶やしにする君主もいた。愚かなる人間の所業は凝りもせず続いていくのか。。。ニンゲンイラナイ人生を半分生きて来てしみじみとそう思う。ニンゲンなんて火山が噴火したり隕石が落ちたり氷河期が訪れたりすれば根絶やしにされるのに。それよりもどんな君主もニンゲンならば老いたり病んだりしていずれは自滅するのに。ニンゲンがニンゲンを滅ぼすようにシナリオが書かれてしまったの?夢のなかで私達は夢でおかしいと知りながらその中で翻弄されることがある。夢なら醒めるが夢じゃない!現実だ!!!おかしい、と気づいたなら醒めることが出来る。おかしい、と思うことから逃げることができる。人を変えることはできない。だから今出来るのは、逃げることしかない。コロナ禍に移民となったとある家族の本を読んだ。彼女は望んで移民となり日本からフィンランドへ渡った。彼女の日常は練習であると感じた。我々は生きている限り、何かを練習して体得し死ぬまで成長できるのだと思った。その中で、彼女の祖父は特攻隊から逃げた事で命を繋ぐことができたという話に触れることができた。生きている限り我々は争いから逃げて命を守りながら生きる道を作り続けている。まずは身の安全。生きてこそ。逃げることは恥ではない。土地への愛を胸に祖国への愛を胸に身の安全だけを考えほしい。闇雲な攻撃は恐怖の現れに過ぎないのだから。拝読したご本はこちら。この時代に、この本ありき。ヘルシンキ 生活の練習 (単行本)Amazon(アマゾン)1,581〜5,742円 viaSLOW DOWN LIFE Your own website, Ameba Ownd