木曜は、
2016年から私の人生を変えた、
魂の休日。


ライフスタイルが変わって
夫と別々の景色を見ることが増えた。
寂しくもあるけれど、
それは未来へ向かうそれぞれの人生に
大切な時間なのだと感じるようになった。


そして今。
先月2/24の木曜から
この休日の重要性が
ますます色濃くなった。


安全は
すべてに最優先。
そんな標語があるけれど、
自分のシアワセも
時にすべてに最優先させないと。


生きるために
食べて
明日のために
やりたいことをする。


夫も今日からの連休で
福島県にある
たかつえに向かった。


人生は、旅だ。
日常を生きていると
忘れてしまうけれど、
それぞれの物語の完結にむけて
私達は旅をしている。
だから休日はキッパリと
日常からなるだけ距離を置いて
目的地を決めてそこへ向かうような
ミッションに取り組むのがいい。


私も今日は
月に一度の朗読会。
作品を持ち寄る
ポットラックパーティーのような
ワクワクの時間を過ごすのだが、
そこから更に足を伸ばして
御朱印巡りを完結させて来た。
(うぶすな聖地二社めぐりという
ミッションの遂行である)


朗読会に持ち寄った作品は
ウクライナ民話。
麦の穂という、教訓めいたお話には、
美味しそうなピロシキが出てくる。


日々思いを馳せるウクライナ。
現地ではお惣菜パンとして
色んな具を入れているらしい。
そんな記事も目にして、
御朱印巡りの目的地付近で
ピロシキが食べられそうなお店で
ランチを食べようと検索した。


たどり着いたお店は、
ウズベキスタン料理がメインだった。
食べたことのないものばかり。
ハラール料理だから
肉も臭くないのだという。
残念ながらピロシキは
来月からメニューに加わるとのこと。
ウズベキスタンのピロシキには
ジャガイモとビーフが入ってるのが
スタンダードのようだった。


朗読の作品選びから、
まさかのウズベキスタン料理。
しかもお店の近くには、
眼病平癒のお寺があり、
地域のパワースポットだった。


一方、夫の旅先の雪山は
暑いくらいの快晴で、
お世話になるペンションでは
猟師さんから頂いたという
イノシシでジビエ料理が出た、と
料理の画像が送られてきた。


新井薬師にあるウズベキスタンでは、
お祝いの料理を含んだランチセット。
ラム肉がメインの料理で
夫婦それぞれに非日常を味わえた。


御朱印が目的のはずが、
ウクライナを思ったことで
ウズベキスタン料理に呼ばれた、
そんな私の1日。


夫の方は、
何度も冬のスキーで訪れた福島の山で、
今シーズンで閉館となるホテルを見納め、
明日は11年前の震災当日に向かう予定だった
スノーパル夜行ツアーを想起しながら
黙祷を現地で捧げる運びとなり、
雪山に呼ばれた一泊二日の旅となった。


淡々と地球は自転と公転をくりかえし、
我々も不随意な生命活動をくりかえし、
そのことだけで十分なはずだけど、
生きているかぎり
それぞれに景色を見て感動し、
それぞれにしか出来ない体験をして
それを可能な限り未来へ伝えながら
宇宙に返って行きたいと、切に思う。


宇宙の片隅の、
雪山とピロシキのお話だけどね。
雪山は美しくて
ピロシキは美味しいんだよ。
それだけでいいんだよ。







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