春の三連休は
宇宙のお正月
らしい。


というのを数年前に知って、
この時期をとても大切に過ごしてた。


玄関や寝室を整えて、
夫とゴミ出しをした。
完璧ではないけれど
スッキリとリセットできた。


また、一年をはじめるための、
セットポジション。


折しも、
去年無観客で開催された
ハワイの災害復興から始まったという祭典、
メリー・モナークフェスティバルの
DVDが手元に届いた。


表紙を飾る男性のボーズは
フラのセットポジション。
腰を低く落として
大地からパワーを吸い上げるのだそうだ。


2004年にフラを習いはじめ、
2018年以降はお休みしている
今の私にとって、
フラのセットポジションは
介護における移乗時の
支持基底面を広げるスタンスとなって
活かされているようにも思う。


2020年は開催どころではなかった
本場ハワイでのフラの祭典は、
2021年は無観客で開催となった。
約一年越しの今、
桜も開花しまん延防止措置の制限が
解除される事が決まった今。
当初から緊張感が段々と解かれて行く中で、
開催への勇気と犠牲は
いかばかりであったろう。。
時を経て、開催されたことへの感動が
画面越しに押し寄せてきた。


エッセンシャル。
日常としてのフラ。
本場で伝統を守るには
様々な創意工夫や作戦変更が
余儀なくされたことだろう。
アイハッアのセットポジションに、
改めて我が身を問うた。


私は介護士となる道の上で
その日常から離れている。
遠くの故郷を眺めるように
フラを日常にしていた日々を思う。
本場のそれには程遠かったが、
フラを楽しむ仲間と過ごした青春だ。


ウクレレの音や
アーティストの歌に親しみ、
自然や神話を身近に感じ、
体で表現して景色の一部となる。


DVDの映像に
心がリセットされた。
大好きなハワイの景色は
心のセットポジションだ。


ウィルスとの戦いは続き、
人生の不条理との戦いも増えていく。


だけど忘れてはいけない。
空の青さ
海の広さ
大地の豊かさ
人のやさしさを。


森羅万象の一部としての
自身の命の輝きを。


生命力あふれるこの時に、
誰もがセットポジションを
取れますように。











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