あれ?夏かな?
と思う程の暖かさがやってきて、
急に厳しい寒さがまた訪れて、
それを繰り返して春が来る。


一度緩むと
ニンゲンはなかなか縮こまれない。
だけど花はそこで弾みをつけるように
外へ溢れ出すように咲いていく。


変化って
億劫で
切なくて
ツライ。


だけど生きてる限り
淡々と繰り返すのだ。


同じ春はない。
一度きりの今年の春は
永久凍土が溶けたかのよう。
一斉に動くことに
不慣れになってる自分がいる。


街の飲食店に
人が並ぶ。


服を選んで
髪を整えて
メイクして
旅支度もして
日常から少し
離れてみる。


旅の朝は早い。
ダメ元で抑えておいた
スケジュールで動く。


新幹線で
雪山へ。


シーズンラストの
ゲレンデへ。



新幹線は
満席。
平日のゲレンデは
混雑知らず。


2014年で止まっていた
リフトホルダーが
2022年になった。



スキーでも
スノボでも
ソリでもない。
よちよち歩いて
雪山から景色を眺める。
そんな贅沢な休暇を
過ごせている。


行きたいところへ
行けるシアワセ。
やりたいことが
できるシアワセ。



どうかこの春は
誰もが少しでも
そんなシアワセを
味わえますように。








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