2024年の、新しいチャレンジ。
犬猫の保護シェルターでお世話係をはじめた。
「犬と猫、どちらかお世話したことありますか?」
そう聞かれて、猫と答えたのは失敗だった。
どっちもないが、正しかった。
日頃猫パトロールをしてはいるが
お世話されるような猫は殆どいない。
猫側からしたらお世話された憶えは、にゃい。
2時間の、生まれて初めてのお世話ボランティア。
言われるがままに恐る恐る猫に関わる。
猫たちは、人懐こくて威嚇のシャーもなかった。
お水とご飯のお皿を下げて排泄物の撤去とシートの交換。
夜は冷えるからと毛布をハウスに入れるのも苦労は全くない。
そして外に出たがる猫もいない。
「次は、ワンちゃんのお世話に行きましょう」
犬の保護シェルターは、別棟である。
扉を開けるやいなや、賑やかな犬の声。
鳴かない犬のほうが少ない。
穏やかだった猫舎とは真逆の犬舎。
同じことをするだけでもだいぶ労力が違った。
① 排泄物が多く、頻度も多い
② 床や布、おもちゃも汚れる
③ 世話する側も汚れる
生き物は体調によって排泄物の様子が異なり
部屋の汚れ方が派手に違ってくる。
お世話係がそれぞれの個室に入るので
汚れ方がそこで変わってくるし
出入りの際の飛び出しの危険性も高い。
大きな犬の世話は慣れた人でなければ難しそうだ。
(今回犬のお散歩もあったのだが15kgの2歳のパワーに戸惑った)
介護職として訪問宅で犬猫に遭遇することが時々ある。
その際、原則として介護士に接触しないよう別の部屋に留めおくか、
リードやハーネスに繋いでおくのだが、
稀に室内を自由に往来しては足元に纏わりつかれることがある。
その際も、猫より犬のほうが扱いに困ることが多い。
今後どこまで関わるのかは不明だが、
時間に制限があるので
可能な限りのお世話を教わった。
●水とご飯のお皿を洗ってもとに戻す
(先に消毒に浸け置くものもある)
●汚れた布類の汚れを洗い流して洗濯、乾燥
●新しいお水とご飯のセット
●ゴミ類をまとめて敷地内のセンターへ
未経験の私が果たしてどこまで約に立てるのかはまだわからない。
お世話係としてどこまで関われるものかそれもよくわからない。
だけど猫も犬もカワイイ。
いろいろな経緯でシェルターに来たのだから
保護主に出会えるまでは穏やかに健やかにここで過ごしてほしい。
訪問先ではそこに住まう利用者を1番に考えるみたいに
ここでは犬と猫を1番に考えればいい。
無駄な学びはここにはない。
週に1度の学びの2時間が
様々な刺激となりそうだ。
※写真の子は、昨年の譲渡会のものです