4月19日。

なんの日だっけ?

SNSが、リマインド。

舞浜で、挙式と結婚披露宴。

あれからもう、15年。

夫婦揃って

日常に追われる日々の中で

その「特別」を忘れてた。 



風が強くて

少し雨が混じったおかげで

ライトアップされたラウンジで

階段に並んで集合写真を撮ったっけ。

ハプニングのほうが

色濃く思い出せる。  



15年目の「特別」は

穏やかな夏日。

季節の花々が

例年より早く満開となり、

ツバメも飛び始めた。



毎日は

そんな異例な「特別」に

溢れている。

それを

コロナ禍でしみじみと

日々、実感している。




訪問先への道すがら、

沢山の花と遭遇する。

名前を調べて挨拶をした。

「この時期は自転車で移動するのが

楽しくていいですね」

と、ご主人を緩和ケアされている

奥様がにこやかに話しかけてくれた。

季節の花や、思いがけな花に溢れ、

愛情たっぷりの「特別」なおうちで

少しでも長く穏やかな日々を生きてほしい。

そう願いながら、

丁寧な日々に寄り添う。

沢山の「特別」に気付かされながら。




15年目の「特別」は

夫のノー残業デー。

そして映画のサービスデー。

夫の好みの映画を一緒に観た。

20:30からの上映で、

併設の、ショッピングモールは

20:00閉店。

駅前のマクドナルドに

長蛇の列ができていた。

「働き手が居ないんだよな」

と、ハンバーガーを食べながら

食べる店のある「特別」に安堵する。

外食しながら

互いの思いを「特別」に吐露し合う。

仕事の話はそこそこに、

趣味の話で盛り上がった。

これからの趣味は、

どこにも属さないでできるのがいい。

趣味はそれぞれの「特別」な時間。

ミニマムに自己完結を理想としながら

持続可能なカタチがいい。

そんな思いで共感し合った。

互いの誕生日が近く、

約1週間は

同い年となる。

今年は「特別」な、

生誕50周年。

これまでも、

これからも、

「特別」な日々は続く。

予期せぬことは

喜ばしいものでないことが多い。

だがそれさえも

「特別」と楽しんで

彩り豊かな思い出を

積み重ねて行けたらと思う。





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