世間はクリスマス。
暦は普通の週末でもあるので
日曜は仕事に奔走している。


穏やかな、朝。
公園でおひさまの暖かさを
感じながらスタエフ収録。


サンタさんがくれたものは
穏やかな日曜日。
雪のない地域で
普通に仕事ができている。


今年は訪問スタイルに
短時間サービスが増えた。
のべ100件を超えても
ようやく70時間という現実に
移動ばかりしてる感覚。


これじゃ、
訪問介護の魅力は減るばかり。
先が思いやられる。
理想は1時間の滞在で
対話をし意欲を引き出すこと。
今は仕方ないので
短時間で出来うる声掛けをする。


それでも
日々の継続のお陰で
改善傾向を示されるケースが
増えたのは嬉しいことだった。


クリスマスの仕事も、
短時間の訪問が6件。
合間に保護猫のご縁で通うようになった
保護主のお宅へも行く。


昨日のクリスマスイブ。
夫からギフトを頂いた。
「いつもありがとう」と
カードが添えられていた。


私からは、
ナンニモナイ。
日々、ご飯を用意するので
精一杯だった。
ギフトへの期待もなかったので
思わぬサプライズだった。


保護主のご夫婦からも、
ギフトを頂いた。
「あなたには助けてもらったから」
と、感謝されながら。


私が出来ることは
ナンニモナイ。
ただ、その人の声に耳を傾けて
その人の意欲になる言葉を
対話で引き出しているだけだ。


「顔見れば安心する」
と、喜んでくれる。
よる年波で体調を崩し、
世間との接点が減ってしまった人には
誰かの来訪はありがたいものだ。


「おくりものは、ナンニモナイ」
という絵本がある。

大好きな誰かに
何を贈ろうか考えて、
ナンニモナイを贈る。
そしてそこには
共に過ごす時間が生まれる。


無力感に
嫌気がさすこともあった仕事にも、
意義を感じることができた。


ナンニモナイを、贈り続ける。
それは実は、
ちょっとした
気遣いとか
共感とか
励ましとか
目に見えないけれど
温かい空気のようなもの。


私はコロナ禍で
人の家に訪問し、
ナンニモナイを
贈って来ていたのだ。


受け取れる人には
ちゃんと届いていたのだ。


何だかワタシ、
サンタさんみたい。
そう思えたら、
嬉しくなった。


夫が出先から持ち帰った
フリーペーパー。


何だかクリスマスの私みたいで
嬉しくなった。








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