災難はいつも
想定外のところから
降って湧くのだと
生まれて初めて実感した。


心配事の殆どは起きない
と言われるのは
心配事の枠外から
災難がやって来るから
考えてもムダということなんだ。


8月。
衝撃の第一発見者になった、
そのすぐ後の出来事だった。
衝撃の出来事は想定内だったが、
その後の災難はジワリと想定外に
「降ってきた」。


上の階からの、水漏れ。
水道管の劣化によるものだった。
寝室の押入れから、
壁を伝ってリビングの壁へ。
雨漏り程度かと思ったら
一晩で衣装ケースが一杯になった。


お盆休み中で管理会社と連絡が取れず、
夫婦で浸水対策に追われていたが、
下の階にも水漏れがあったことで
その家族とひょんなご縁に恵まれて
水道管補修は数日後に行われたものの、
被災した押入れや壁紙の補修は
10月の3連休にようやく行われた。


ひょんなご縁とは、
自治会つながりのご近所さんであった。
下の階のご家族で、
たまたま別の部屋を親子で借りており、
しかも管理会社に勤務したことのある
内情をよく知る方だったのだ。
その方のお陰で想定以上の広範囲な補修が
行われることになった。


補修工事の間、
他の部屋で寝起きするつもりだったのも
想定外に大規模工事となったので、
寝床の確保が必要となった。


ちょっとした災難続きだったが、
せっかくだからお世話になろう!と
コロナ禍であまり行かなくなった
夫の実家に緊急避難することにした。


いずれは介護などで
通いも発生するだろうと
中古車を買ったばかりだが、
こんなカタチで有効活用できたのも
想定外だった。
(台風や豪雨での通勤対策としても
役に立っているが)


まさかの
集合住宅内で水漏れ災害。


だけど
結果、断捨離が強制的に進んでおり、
夫の両親との交流も出来たので、
いい事だらけ。
災い転じて福となった。


地元で働き出して
自転車での移動に支障を感じたこと。
天災が加速度を増したこと。
コロナ禍で親の健康を危惧したこと。
諸々の懸念から
未来にむけて決断したこと。
今、救いとなっていることは、
過去からのギフトなんだと思う。


どんな決断も、
未来につなげていける。
今、出来ることをしていれば。



水漏れ修理は
襖と畳の交換で終わる。
風通しの良くなった寝室で、
未来にむけて
日々、工夫してギフトを
贈り続けていきたい。












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